兵庫県 精神科総合病院 医療法人社団 東峰会 関西青少年サナトリューム
神戸市にある精神科の専門病院です。
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サポート案内
就労移行支援事業所 Small Steps 「なゆた」   患者さんの「働きたい」思いを支援しています。
「働きたい」という思いを実現したい
多くの患者さん「働きたい」という思いを実現したい。
それが私たちの就労支援を始めたきっかけです。
過去のことを悔やんだり、先のことを焦ったりすることもあります、 できることから一歩一歩希望の実現に向かって歩いて欲しいという願いを込め、 施設名を「スモールステップ」としました。
3つのPIECEを手がかりに Small Steps
「働くこと」は あなたにとってどんな意味がありますか?
「生活のため」「人の役に立ちたい」「成長したい」「なんとなく」・・・。
頭の中で考えているよりも、実際に働くことで いろいろな世界が拡がっていきます。
あなたの「働きたい」という気持ちを大切に、充実した社会生活を送ることができるように、
いっしょに一歩ずつ進んでいきたいと思います。
3つのPIECE
Small Steps就労支援3つのポイント
●「自分の障害をよく理解して働くこと」を支援します
病状の観察、服薬確認、健康チェック、身体合併症への配慮などに関する助言や支援を行います。 働くことは喜びでもあり、ストレスもかかります。どんなストレスが苦手なのか、自分に合ったストレス解消法などを一緒に考えていきましょう。 企業に自分の障害について伝えられることも大事なことです。
●精神障害リハビリテーションの考え方を支援に取り入れます
精神障害リハビリテーションの知識を持った精神保健福祉士、作業療法士が勤務し、 SST(ソーシャルスキルストレーニング)や心理教育などのプログラムを行います。 同じ悩みを持つ人と話したり、グループワークで話を深める機会も持ちます。 日々の出来事や面談から自分の得意・不得意を整理していきます。遠慮なくスタッフに相談してください。
●医療機関としっかり連携をとり、チーム支援を行います
関西青少年サナトリュームの医師が週に1回来所しています。どんな方針で支援するのか施設スタッフ全員で共有し、 チーム支援を行います。職業センターや就業センター、ハローワークとも連携します。 必要があれば、通所で明らかになる自分の得意・不得意を医療機関や他機関にも伝え、支援に役立てます。
就労移行支援事業 Small Steps 「なゆた」
一歩一歩、着実な歩みの先には自分も知らない大きな可能性が待っています。なゆたは億・兆・京・・・もっと大きな数の単位です。 働くことで得られる「なゆた」の可能性に一緒に挑戦しましょう。

●定員:12名
●時間:9:20〜15:20
なゆた
サービスご利用条件とご利用までの流れ
当サービスをご利用できる方
●精神科に通院している方(精神障害あるいは発達障害のある方)
●病状が安定している方
●自分で服薬管理のできている方
●就職(パートやフルタイムの勤務など)を希望されている方
●働くこと(就職準備をすること)について主治医の了解を得ている方
(自立支援医療・精神保健福祉手帳・障害年金受給のいずれかの利用)
※ご利用に際しては相談支援事業所が立てる計画相談が必要です。

1、まずは、お電話でご相談ください
当事業所にご連絡いただき、見学の日程を調整し相談を行います。
2、事業所の見学
事業所の概要、作業内容の説明をさせていただきます。
3、書類にご記入いただきご提出ください
ご家族や主治医、関係医者とも相談のうえ、利用希望の場合には各種書類にご記入いただきます。
4、ご利用可能かどうか判定させていただきます
事業所のご利用が可能かどうかの判定会議を開き、結果をお伝えします。
5、ご利用の申請を行っていただきます
ご利用が決定後に、役所にてご利用の各種手続きを申請をしていただきます。
6、ご利用開始
役所からの支給決定を受け、事業所サービス利用開始となります。
一週間のスケジュール(例です)
時間
午前 朝の会
ウォーキング
所内・所外作業
朝の会
ウォーキング
所内・所外作業
朝の会
ウォーキング
所内・所外作業
朝の会
ウォーキング
所内・所外作業
朝の会
ウォーキング
所内・所外作業
午後 SST※
記録
おわりの会
所内・所外作業
記録
おわりの会
面接練習
記録
おわりの会
履歴書作成
記録
おわりの会
茶話会
記録
おわりの会
  ※SST(Social Skills Training)とは社会生活技能訓練の英略です。
  ※個別面談、ハローワーク同行などの個別支援は適宜行います。
プログラムと作業の内容
●就労支援プログラム
・「施設内実習」所内作業実習(バリとり・印刷など)、所外作業実習(店舗手伝い・清掃など)を行います。
・「事業所実習」協力事業所にて就労実習を行います。
・就労している当事者の体験談を聞くなど、働くコツを学びます。
・ハローワーク同行、面接同行など丁寧に行います。
就労支援プログラム
職業生活支援プログラム
●職業生活支援プログラム
・あなたに合った働き方を一緒に見つけます。
・病気や障害と上手に付き合いながら働き続ける方法を学びます。
・面接の受け方、履歴書の書き方などを学びます。
・SST(社会生活技能訓練)で職場での対人関係の持ち方、マナーなどを練習します。
・さまざまな社会経験を積むためのプログラム(レクリエーション、スポーツ等)を行います。
ご利用モデルケース(ピース君の就労までの流れ)
「なゆた」を紹介され利用を決定。
ピース君
ハローワークに相談に行ったピース君(35歳)すぐに就職することは難しいのではないかと、就労支援事業所「なゆた」を紹介されました。 ピース君は統合失調症で数年前に2回ほど入院した経験がありました。働きたい気持ちが強かったので、すぐに「なゆた」の利用を決めました。

通い始める。
最初は5日間、通えると思っていましたが、通い始めてみると思ったより体力が落ちていることが分かりました。 そこで週に4日の通所で様子を見ることにしました。いろいろなプログラムを行う中で、事務の仕事が向いているとスタッフに言われましたが自分に自信を持つことが出来ませんでした。 どうしても自分より他の人が優れているように感じて焦るのです。そういう気持ちになったときはスタッフと面談を繰り返しました。
ピース君

慣れてきた!1ヶ月間の企業実習を経験。
ピース君
SST(社会生活技能訓練)では職場での上手な質問の仕方などを勉強してとても役に立ちました。
5日の通所に慣れた4ヶ月目、スタッフから事務補助の企業実習を勧められました。1ヶ月間実習に行き、企業の担当者の方にもほめてもらいました。 実習に慣れるまでは仕事の覚えが悪いと思い不安になりました。慣れると職員の方の輪に入れずみじめな思いになってしまいました。スタッフに相談し、 「自分のペースで行きましょう」とその都度確認して安心しました。

開始から1年後に企業の面接に合格!
企業実習から帰ると本格的に就職活動です。履歴書作成では何度もスタッフと相談し、自分の得意や不得意を話し合いながら書きました。 面接練習を繰り返し、ずいぶん自信が付いたように思います。ハローワークに相談に行き、職業評価を受けて何カ所かの企業に書類を送りました。 通所開始から1年後、面接で合格し、1週間後から週5日で6時間倉庫の品出しの仕事をするとになりました。
ピース君

就職してからもサポート!
ピース君
働き始めてからも職業センターのジョブコーチさんや「なゆた」のスタッフが会いに来てくれます。 心配なことも多く、クタクタだなあと思うこともありますが、今は仕事を続けていきたいと考えています。 数年経ったら自分の本当にとりたい資格にチャレンジして転職してもいいなあと思います。

ご利用者進路データ  (2013年7月〜2019年3月まで)
    のべ利用者数:80名
    就職者数:47名(うちA型3名)年間10名程度
連絡先とアクセス
TEL 078-915-1355(直通) FAX 078-913-8007
受付時間 8:50 〜16:50(土曜休日を除く)

〒673-0882
 明石市相生町2丁目2-12 KKK第3ビル1階
地図
電車:JR・山陽明石駅より南側へ徒歩10分
神姫バス:バス停「銀座」より徒歩3分