応募資格 | 「初期臨床研修修了者」または修了予定者およびそれと同等資格を有する者 |
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募集人員 | 若干名 |
提出書類 |
履歴書(市販のもので可、写真添付、eメールアドレス記入) 医師免許書の写し 保険医登録票の写し |
応募期間 |
随時 |
雇用形態 |
常勤医師 勤務日数は週5日(月〜金) 有期雇用 |
休暇 |
リフレッシュ休暇 5日 年末年始休暇 6日 入職半年後年休付与(12日) ※年休とは関係なく、当直明けが平日の場合は午前か午後休むことが可能 |
給与例 |
専攻医(後期研修医) 1年目(年俸:705万) 専攻医(後期研修医) 2年目(年俸:761.4万) 専攻医(後期研修医) 3年目(年俸:817.8万) ※日当直手当(月3〜4回程度)別途約260万円 |
学会・研修会 | 参加費用補助あり |
保険 | 健康保険/厚生年金/雇用保険/労災保険 |
応募方法 |
〒675−0065 神戸市西区岩岡町西脇838 医療法人社団東峰会 関西青少年サナトリューム 採用担当: 電話:078-967-1202 担当:田渕、谷村(総務課) Eメール:kariba@tohokai.jp 担当:狩場(医局長 兼 医療連携担当副部長) |
専攻医1年目 | 専攻医2年目 | 専攻医3年目 | |
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Aコース |
関西青少年サナトリューム |
京都大学医学部附属病院 神戸大学医学部付属病院 兵庫県立ひょうごこころの医療センター |
大阪赤十字病院 神戸市立医療センター中央市民病院 |
*基幹病院 *研修期間:1年 |
*研修期間:1年 *上記連携病院のうち1施設を選択可能 |
*研修期間:1年 *上記連携病院のうち1施設を選択可能 |
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Bコース |
京都大学医学部附属病院 神戸大学医学部付属病院 |
関西青少年サナトリューム |
関西青少年サナトリューム |
*研修期間:1年 *上記連携病院のうち1施設を選択可能 |
*基幹病院 *研修期間:1年 |
*基幹病院 *研修期間:1年 |
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Cコース |
関西青少年サナトリューム |
各連携病院1施設 |
関西青少年サナトリューム |
*基幹病院 *研修期間:1年 |
*研修期間:1年 |
*基幹病院 *研修期間:1年 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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8:50 - 12:00 |
症例検討会 病棟業務 外来予診・陪席 |
修正型電気けいれん療法 病棟業務 |
デイケアカンファレンス 病棟業務 |
病棟業務 外来予診・陪席 |
修正型電気けいれん療法 病棟業務 |
病棟業務 |
外来業務 |
病棟業務 自主学習 |
病棟業務 病棟カンファレンス |
病棟業務 自主学習 |
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16:50-18:00 医局会 |
17:30-18:00 4病院合同Zoom勉強会(本院、京都府立洛南病院、大阪赤十字病院、公立豊岡病院) |
16:50-18:00 抄読会 (不定期) |
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月 | イベント |
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4月 |
初任者研修 オリエンテーション |
5月 | |
6月 | 日本精神神経学会学術総会参加 | 7月 | 近畿精神神経学会参加 | 8月 | 9月 | 日本精神科救急学会参加 | 10月 | 11月 | 日本児童青年精神医学会総会参加 | 12月 | 院内での独自学会での発表 | 1月 | 2月 | 3月 |
近畿精神神経学会参加 総括的評価 研修プログラム評価報告書作成 |
後期研修医 塚本 拓也 出身大学:岐阜大学 京都大学の専門医プログラムで他の精神科単科病院、大学病院を研修した後に関西青少年サナトリュームで研修させて頂きましたが、1年間の研修で指定医に必要な症例はほぼすべて経験することができました。 スーパー救急、慢性期、クロザピン、ECT、思春期とおよそ精神科として研修すべきとされている項目についてはすべて関西青少年サナトリュームで経験することができます。指導体制は行き届いていて、ある程度の裁量を持ちながらも、相談すればいつでも指導いただける環境があるように感じます。いろいろ経験できる病院にありがちなスパルタ式ということもなく、症例は豊富で専攻医同士で取り合いになることもありません。 ケースカンファレンスではベテランから若手まで活発に発言し互いに切磋琢磨していこうという気風があります。外部から講師を招いての講習会、有志による精神病理学のテキストの抄読会も定期的に行われるので知識のアップデートを絶えず行うことができ、知的好奇心に物足りなさを感じることはありませんでした。ご興味のある先生は、是非一度当院に見学にいらしてください。 |
神戸市立医療センター中央市民病院 橋本 隆志 出身大学:兵庫医科大学 関西青少年サナトリュームは、名前に「青少年」とあるので「子供専門なの?」と誤解されがちですが、実際はそんなことはなく、子供から高齢者まで幅広い層の方が通院・入院されています。 当院は兵庫県に8つある精神科救急「常時対応型」病院の1つなので、精神症状が活発な急性期はもちろん、療養病棟もあるため、患者さんの病期は急性期から慢性期まで多岐に渡ります。疾患については統合失調症、気分障害、神経症性障害、器質性精神障害(認知症や依存症)、発達障害など様々です。治療については、一部の施設でしか扱っていないような修正型電気痙攣療法(m-ECT)やクロザリルなども実施しています。 また精神科単科病院のため他職種と接する機会も多く、ケースワークの経験も豊富に積むことができます。そのため幅広い症例を診ることができ、精神保健指定医の申請に必要な症例については、措置症例も含め、1年の研修で十分に経験可能です。 医局の先生方はみな優しく親身になってくださるので、診断や治療方針で迷った際はもちろん、些細なことでも気軽に相談できます。とても風通しの良い職場です。教育面では毎週の症例検討会、外部講師を招いた講演会、有志による抄読会などがあり、学ぶ機会も充実していると感じています。一方で仕事のオンオフがはっきりしており、プライベートの時間も十分に確保できます。また医局内で助け合う雰囲気があるので、家庭の事情などにも柔軟に対応していただけます。 私自身、日々成長を実感しながら、楽しく研修を積むことができており、今の環境にとても感謝しています。ご興味のある先生は、是非一度当院までご連絡ください。 |
京都大学大学院 尾 長良 出身大学:京都大学 私は後期研修を精神科単科病院、大学病院で経験した後、最後の1年間を関西青少年サナトリュームで研修させていただきました。 患者層は急性期から慢性期まで幅広く、ECTやクロザリル、スーパー救急など多岐に渡る症例を経験できます。医局では、臨床で疑問に思った些細なことでもベテランの先生方に相談しやすい雰囲気があって、とても風通しが良い環境であると感じました。当直業務でも、特に初期は私自身不慣れなところが多く、今から思えば些細なことまで宅直の先生に何度も相談させていただきましたが、いつも丁寧に指導してくださいました。 指定医症例については、指導医の他、先生方は定期的に症例集めの状況について気にかけたり主治医を決めるにあたって配慮してくださり、大変心強く感じました。ケースカンファレンスでも多くの先生が指定医レポートを見てくださるので、様々な視点からアドバイスを頂き、より完成度の高いレポートを目指すことができたと思います。 OTの担当だった時は利用者の皆様と一緒に淡路島への遠足にも同伴させていただき、交流を深められたのも良い思い出です。 和やかな雰囲気の中で研修させていただいたことを大変感謝しております。 興味がある方は是非見学にお越しください。 |
非常勤医師 O.K. 出身大学:兵庫医科大学 京大精神科専門研修プログラムの連携施設として1年間、その後常勤医として3年間勤務しました。 一番の魅力は、地域で暮らす様々な患者さんに対して治療や支援を行う機会が豊富にある点だと思います。外来や入院治療(mECTやクロザリルを含む)に加えて、法人内にデイケアや就労移行・継続支援事業所、訪問看護、グループホームがあり、日常的に支援や治療について支援者間で連携・協議をしています。また法人外でも近隣地域の診療所や総合病院、福祉施設等と連携しており、往診や入転院の相談が日々あリます。 その中で一つ一つ、症状やその影響度など病像の普遍的かつ多面的な評価を行い、その見立てを軸にそれぞれの状況、患者さんやご家族の希望に合わせて治療を行なっていきます。その過程は実に多様で常々悩むのですが、様々なバックグラウンドや専門性を持つ上級医が勤務されていて、フラットで自主性を尊重した風土があり、気軽に助言を受けることが出来ます。指定医・専門医取得に必要な症例が揃うのは勿論ですが、実際に地域のcommon diseaseを急性期から慢性期まで数多く経験することが可能です。上級医の指導を受けて指定医・専門医を取得して以降は、行政からの要請も多く指定医業務を豊富に経験することが出来ました。一方で育児休業制度を利用して半年間休職し主夫に専念するなど、自分のライフキャリアプランに合わせて柔軟に対応してもらい、公私共に充実した日々を送ることが出来ました。 |
常勤医師 河村 麻美子 出身大学:筑波大学 市中総合病院(外来、リエゾンのみ)で1年研修したのち、関西青少年サナトリュームで後期研修を行い。 現在、当院常勤医として勤務しています。 医局の先生方は優しく、こちらの仕事のペースを見ながら段階的に症例を当てていってくれました。診断や治療に迷った際にはすぐに相談できるのはもちろん、辛いこと、困ったことがあった時にも気軽に話を聞いてもらえます。超過勤務はほとんどなく、当直外の休日出勤もありません。受け持ち例は統合失調症、双極性障害が多いですが、認知症や児童思春期症例も定期的に入院があるため、指定医取得には1年で事足ります。 総合病院ではケースワークや法律の扱いを全く経験することがなかったので、赴任前はその点がとても不安でしたが、コメディカルの方々が積極的に関わってくれるので困ることはほとんどありませんでした。 病棟は7病棟あり、急性期から慢性期まで様々です。慢性期病棟はやや古い病棟ではじめは抵抗がありましたが、すぐに慣れ、次の勤務先への幅が広がりました。 立地が良いとはいえませんが、新快速停車駅から送迎が出ており、遠方からでも十分通えると思います。 |
京都大学医学部精神科神経科助教 上月 遥 出身大学:神戸大学 関西青少年サナトリュームでは後期研修3年の内、2年目の1年間研修させていただきました。 研修中は興味とエネルギーがあれば、どんな症例でも「一緒に診させてください」と申し出て、診療に参加し、指導を仰ぐことができました。後から考えると、症例が増えすぎてオーバーワークにならないように、また経験すべき症例を優先して担当できるよう、上手に配慮いただいていたように思います。 仕事のオンオフもはっきりしていて、集中して研修ができている充実感がありました。精神保健指定医の申請に関係するような重要な症例については、必ず1年で全ての症例を十分に研修できるよう、計画性をもって熱心に指導してくださるので、心強く、安心して研修を行うことができました。 まず、研修を通じて、経験と教育のバランスがとてもよかったと感じています。 「百聞は一見に如かず」で、やはり実際の症例、現症、経過を目の前で経験する、ということは何事にも代えがたい財産です。とにかく豊富に経験できる、という点は重要でした。ただ、経験するだけでなく、「十分に習得すること」がうまく積み重なった1年であったと感じています。教育面に関しても充実しており、日々の医局でのフランクなディスカッションにも大いに刺激を受けましたが、それ以外にも有志による抄読会、外部から講師を招いての講演会、症例検討会などたくさんあるので、学術的・文献的知見に物足りなさを感じることはありませんでした。 また、全体として、温かみのある病院の雰囲気には大変たすけられました。病院内の多職種の連携が良く、関連職種の専門的な視点や意見に学ぶところが多かったです。医局では、指導医それぞれに個性・得意とする分野があり、お互いにリスペクトしながら、後期研修医を丁寧に育てていこうという環境だったことが、心穏やかに充実した研修生活を送れた最大の要因だったのではないかと思います。 |
教育研修担当部長 内藤 憲一 出身大学:岡山大学 初期研修を終えていよいよ精神科の専門研修のスタートです。 精神科医としての土台を作っていく重要な時期になります。みなさんが研修に求めるものは何でしょうか? 精神科医が成長していくためには知識に加えて経験が必要です。さらに知恵を育てていく必要があります。意欲があれば知識は身につけることができます。自ら希望すればどんどん経験を積むことはできます。 では知恵を身につけるにはどうしたらよいでしょうか。 「研修プログラムの特徴」にあるような研修内容はもちろんのことなのですが、職場の雰囲気や人間関係は仕事をする上で大変重要です。 日々責任の大きな仕事や先の見えにくい状況(曖昧な状況に耐えるのも精神科医として大切な資質です)の中でいかにそれを乗り切っていくか。医局会や症例検討会での意見の交換は日々の臨床において大変有意義です。 一方、医局内での(院長の言うところの「和気あいあいとした」)“インフォーマル”なやりとりは医局内での雰囲気がよくなければできません。中井久夫先生は「ダッグアウト」と表現されました。馴れ合いではなく、お互いに声を掛け合い、支え合い、またお互いを敬い、切磋琢磨し合う関係性でもあります。 病棟を始めとして、外来、作業療法室、地域相談室、検査、薬剤部、給食、事務、そしてデイケアや訪問看護室など他部署を歩いてまわること。また近隣の総合病院やクリニック、地域の医療福祉関係機関など。そこに働く全ての人々との繋がりを作ること。それぞれの仕事を知り、相手を労いつつ、顔の見える関係を築いていく。自分が一人ではなく、たくさんの人との布置の中で仕事をしていることを知ることによって自分の仕事が見えてきます。 協力しながら工夫を重ねていくことで初めて達成できることがあります。 自分の研修の時代を振り返ると、ひとりひとりの患者さんにじっくりと向き合っていく時間がいかに大切であったかと思い返し、そのような環境で研修ができた幸甚を今更のように感じます。 私達の目標は「患者さんが元気になってもらうことの手伝いをすること」「患者さんの役に立つ仕事をすること」です。そして、そういった仕事ができる人が育っていける環境を提供できることは私達の喜びでもあります。 |
理事長 瀬川 義弘 出身大学:京都大学 本院は、1966年(昭和41年)、自閉症の専門治療施設として設立されました。その後、統合失調症や気分障害(躁うつ病及びうつ病)あるいは神経症といった成人の精神疾患も幅広く診るようになっています。 本院は以前より、患者さんの人権を重視し、病棟の開放化や地域医療の推進に努めて来ました。現在は、「包括的地域医療の確立」に向けて、訪問看護や訪問診療、就労支援等の分野に力を注いでいます。一方、救急や急性期の治療にも積極的に取り組んでおり、2022年12月に、精神科救急医療における常時対応型施設に兵庫県より指定されています。 その結果、m-ECT(修正型電気けいれん療法)やクロザリルの使用経験、或はデイケアの通所者数や訪問看護件数、それにグループホーム入居者数等、いずれにおいても兵庫県下でトップクラスとの評価をいただいています。今後は、救急・入院部門と地域部門の連携を一層強化する事によって、“チーム”による“オーダーメード”で “シームレス”な医療及び支援の充実に力を尽くして行きたいと考えています。 私は、かねがね「精神科病院のありようそのものが、精神疾患或いは精神障害者に対する差別・偏見を助長し拡大してきたのではないか」と考えてきました。 精神科病院のありようを変え、地域医療に貢献する事こそが、精神科病院で働く者の使命だと考えています。幸い、本院は、優秀で熱心なスタッフに恵まれており、職場環境は明るく伸びやかで和気藹々としています。 一方、精神科診療所や総合病院精神科との関係は良好で、多くの先生方と交流を深めてきました。そして、合併症の治療においても、近隣の多数の医療機関に助けられており、ことの他円滑に進んでいると思います。 また、2023年10月に、本院が基幹施設となる精神科専門研修プログラムが日本専門医機構から認定されました。利用者にとって良い病院とは、医師にとっても働き甲斐のある病院だと信じています。 これからも、若い医師が研修を希望する病院、職員が安心して働ける法人でありたいと願っています。 最後になりましたが、「敷居の低い癒しの場としての病院をめざして」の理念の下、熱意ある若い先生方と一緒に働き、お互いに切磋琢磨できることを願っています。 |